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仲のいい兄弟がしていないこと
みなさん、突然ですが兄弟、姉妹はおりますでしょうか?
2019年のデータでは、全国の子供のいる家庭のうち、一人っ子家庭はおよそ2割となっています。
ということは、友達が5人いれば、4人は兄弟(姉妹)がいるという計算になりますね。
兄弟仲が良い、悪い、のどちらを自分の子どもに望むかと聞かれれば、
大多数の方が仲の良い兄弟がいいと答えませんか?
つい先日、兄弟仲の良いとあるタレントさんが、
「仲の良い兄弟であるためにウチの親がしていなかったこと」
というテーマでお話ししていました。
この内容が非常に興味深かったので、お伝えしようと思います。
結論から言いましょう。それは、
『上の子と下の子を比較したことがない』でした。
そのタレントさんには、非常に良くできた姉がいたといいます。
成績優秀、スポーツ万能、おまけに容姿端麗といったまさに非の打ち所がない
才色兼備のお姉さんだったようです。
実の弟(そのタレント)さんが言うのですから、
余程の出来だったのではないでしょうか。
年齢差は3歳だそうなので、中学では入れ替わりの学年だったようですね。
その際、学校の先生からは、「◯◯の弟くんやな。」というように
芸能の世界でいう「じゃない方」として扱われてしまうほど
お姉さんの出来は優秀だったといいます。
比較しなければ仲のいい兄弟に育つというのはよく聞きます。
私も本やネットでよく見ますし、いろいろな人からも聞くことが多いですね。
ではなぜ、比較しなければ兄弟仲が良くなるのか。
その理由をそのタレントさんが実体験を元に考察し、紹介していました。
そして、その内容が非常に納得のいくものでした。
タレントさん曰く、
「お姉さんは良くできたのに、どうして弟はできないのか」
と言われていたとしたら、なぜ姉ばかり褒められるんだと
お姉さんに嫉妬していただろうといいます。
しかし実際は、
「あなたのお姉さんは本当になんでもできるね」
と言われていたため、そのたびに
僕のお姉さんはすごいでしょ!と
お姉さんを自慢に思っていたのだそうです。
ずっと近くにいる兄弟が、嫉妬の対象か、自慢の対象か。
これは月とスッポン。雲泥の差ですね。
非常にためになる、興味深いお話でした。
他にも、兄弟が仲良く育つ条件はいろいろあると思います。
そのタレントさんも、「お姉さんが一方的に我慢してくれていたことがあるはず」
と仰っていました。
下の子が上の子の活躍を手放しに喜べる背景には
上の子が下の子に対して、何かを我慢していたり
ときには自分を後回しにして譲ってあげるという優しさがあったのかもしれません。
これは私の肌感覚ですが、仲のいい兄弟は
兄(姉)が弟(妹)に対して 愛 を持っていて
弟(妹)が兄(姉)に対して 誇り に思っているように感じますね。
いつか來る、子育ての際には
是非参考にさせていただきたいと思います。